みんなで何かやるなら、チームワークを発揮したい。

次の動物園でもジョッチョは営業活動をすると思うのですが、中小・零細動物園での営業って、外交が絡むであろう業務はなんでもやるような世界なんですよね。

 

まあ、営業が他になにをやるんだ……って話ですが。

 

それに、営業に限らず、動物園の規模が小さくて園の仕組みが未成熟だと、どのポジションでも有り得る話です。

 


最近は良い意味で使われることは少ないですが、こういうときに「帰属意識」とか「根性」とか数値化できないステータスが大切になるんですよね。

 

自分がひとつ前に所属していた動物園で働いていた多くの動物たちは、その帰属意識や根性のようなステータスが極めて低かったです。

(まあ、ただムチを打つだけの行為じゃ、帰属意識も根性も無いですよね)

 

せっかく技能があったのに、とても悲しい気持ちになることが多かったです。

 

 

このあたりは、業務内容や編成や評価など、マネジメント面で自分が力を発揮できればと反省することもありましたが、原因は他のところにあると確信し、諦めてしまいました。

 

次は、チームや連携で能率や効果が倍増するような仕事をしたいです。

鬼滅の刃の「パワハラ会議」、無惨様の気持ちはわかる。

少し時間ができたので、アニメ「鬼滅の刃」を観てみました。

 

放送時か連載時かわかりませんが、当時話題になっていた「パワハラ会議」なるものも観ました。

 

この会議は鬼の総大将である鬼舞辻無惨が配下の鬼を招集して一方的に詰める会で、作中で2回描かれています。

 


第1回は直属12体(十二鬼月)のうち下から6体(下弦の鬼)がターゲットとされていました。

 

下弦6体のうち1体が倒され会議が開かれたのですが、鬼たちが弁明したり、逃げようとしたり、懇願したり、何をしても無惨の機嫌を損ね、最終的に1番手を残して全員無惨に殺されました。

 

まあ、無惨はもともと下弦に見切りをつけて解体を目的としていたので、会議ではなくただの処刑の会として考えれば、何も問題は無かったのでしょう。

 

ジョッチョは最初、1体だけ見せしめに処刑し、残りの鬼により一層頑張ってもらえば……とも思ったのですが、中途半端に生かして裏切られたり、鬼殺隊に倒されて研究材料や成長の糧にされたりすることも考えれば、その場で全員自らの手で処刑するほうが安全と無惨は判断したのかもしれませんね。

 


第2回では上位6体(上弦の鬼)の6番手が倒されたことによって会議が開かれ、招集された上弦の鬼たちに無惨は「もっと死物狂いでやれ」とプレッシャーを掛けていました。

 

しかし無惨は「お前たちに期待しない」と見放すセリフを言いつつも、下弦のときみたいな処刑は行わなかったので、相当な人材不足と考えられます。

 

 

漫画は読んでいないのでこのあとの展開は分からないのですが、もう少し鬼たちの統率やマネジメントを上手にやれば、無惨にも勝ちの目はあったのではないかと思う日々です。

 

群れることができないという縛りが一番重たいですが、せっかく全員特殊な能力持ちなので、コンビを組ませて動かすことができるのであれば、まだまだやりようはあったかと思います。

 

また、大目標に調査や研究があるのにも関わらず、力(パワー)のみが正義になっていたのも良くないですし、無惨が直属12体にそれぞれ指示・統率するのも無茶だったと思うのです。

 


まあ、でも、こういった組織も世の中にはままあるので、無惨の気持ちも分かるときがあります。

 

鬼たちも、上弦でも下弦でも、役付きになったらもう少し頑張れることもあるんじゃないかな……と端から見ていて思います。

 

また、配下の鬼たちが無惨に服従の姿勢でいることは、リアルな世界よりはまだマシです。

動物園を退園しました。

正確にいうと1月で最終登園を終え、現在は有給休暇期間ですので、まだ動物園には在籍している状態です。

 

在籍期間中は仕事や業務の相談のひとつやふたつくらいあるのかと思っていたのですが、1月の最終登園を終えるやいなや連絡手段を断たれたので、恐らくそういったものは無いのでしょう。

 

引き継ぎ期間だった1月も表面的な話しかなかったので、自分の知っている中ではだいぶアッサリとした幕引きでした。

 

まあ、昨年末あたりで組織図や各部門の業務内容・業務フローを一新する計画を進めていたので、下手に旧体制の引き継ぎを行うよりもゼロベースから構築するほうが精神的に楽なのかもしれません。

 


1月中に園内を見回していて、どこまで意見を述べるか・情報を共有するか悩んでいながら言えずに終わったのですが、もし自分が残る側だったら「これはやっておきたい」「ここは優先的におさえておく」など、自分なりの思うところはたくさんありました。

 

ただ、新しい仕組みを作ろうとしている動物たちに、去っていく旧体制の動物が横から口出すのは野暮にも程があると思ったので、そっとしておきました。

 

最低限、実務として必要な引き継ぎはしたので、それを残った動物たちがどう活かすかだけです。

 

 

自分の反省点や具体的なことは在籍期間が終わってからまた書こうと思いますが、今回の退園は後味の悪いものでした。

組織化により効率が良くなるもの・悪くなるもの

ジョッチョが今の動物園に入園したころ、まだ園内には柵や檻のようなものが作られておらず、十数匹の動物たちが自由気ままに過ごしていました。

 

何かお仕事や案件が発生したら、なんとなく全動物で手分けをして何となくゴールまで持ち込むような動きをしていました。

 

しかし、それでは各動物の動きに無駄が生じたり、技能が満足に活かされなかったりすることが多かったので、まずは柵作りからはじめました。

 

 

「デザインが得意な動物はこの柵ね」「この柵には営業が得意な動物に入ってもらおう」「こっちの柵の動物は品質管理をしてね」といった感じに、もともとの動物たちの特性を考慮して柵作りを行いました。

 

この頃はまだ安定していたような気がします。

 

当然、どの柵にも該当しない業務はありましたが、そういうときも各柵の動物たちで相談・協力し合いながら問題解決に向けて動けていました。

 

まあ、お世辞にも効率良く最適解で進めていたわけではありませんでしたが……。

 

それでも、着実に各動物の経験値は増え、技能を習得し、動物園自体がプラスに成長しているのを肌で感じることができていました。

 

 

やがて、各動物が囲われていた柵が、より強固な檻に変わり、各檻の役割も明確に示されるようになりました。

 

今となっては、ここでのやりかたが分岐点のひとつだったのかな……と思うことが多いです。

 

各檻の役割が明確になるのと引き換えに、どこの檻にも該当しない業務が宙ぶらりんになることも増え、解決するまでに時間が掛るようになったと感じました。

 

 

檻の存在により、檻の中での生活しか考えられない動物や、他の檻の都合を考えられない動物が増えたと思います。

 

これは別にすべて動物が悪いとは言いません。

 

そういう仕組を導入したのが動物園なので、導入と導入後のマネジメントの問題かと思います。

 

すべて縦割りにしてそれぞれの分野のプロ集団とするのであれば、それでも成り立つ業務フロー・スキームを構築すれば良いだけですし、そこが難しい場合はグレーゾーンも柔軟に対応できる幅を持たせた仕組みにすれば良かっただけです。

 

そういった意味では、この檻という仕組みができた際に、もっと自分に頭脳や器量や権限があれば未来は変わったかのかな……と思うこともあります。

転園の思い出

取引先には大言壮語で虚勢を張り、協力動物園には無理を通して道理を引っ込ませ、利用客にはハリボテの満足感を演出するようなやり方は、ジョッチョの得意分野です。

 

少なくとも、1園目・2園目の動物園ではそうやって利益を出しており、それが正攻法とされ、正義でもありました。

 

しかし、常に同業他園や園内での競争や駆け引きに巻き込まれたり、動物1匹1匹の心身の消耗が激しかったり、刹那的な利益を積み重ねるしか手段がないことに虚しさを感じるようになりました。

 


やがてジョッチョは、各動物園でしのぎを削りながら1つの動物園で1園分の成果を上げるよりも、3つの動物園で3園分以上の成果を上げるような動きを取ったほうが、より大きく魅力的で浪漫を感じるようになりました。

 

個々の動物で動くよりもチームで動いたほうが成果が大きくなるように、動物園だって、複数の動物園で協力できれば大きなことができるはずです。

 

理論上は。

 


数年前、そういった志で、取引先や協力動物園と誠実な協力体制を組み、複数の動物園で力を合わせ、作品やサービスを生み出せる現在の動物園へ転園しました。

 

ただ、そうそう上手くいくものではありませんね。

 

転園して1~2年目あたりは、なんとなく大きな可能性や期待を持てていたんですけどね。

 

年末に退園願を出した話

なんとなく「この動物園じゃないな」と思い始めたのは、1~2年前くらいからだったと思います。

 

・意図や目的がわからない話し方をする動物
・事ある度に癇癪を起こす動物
・騒ぐだけ騒いで問題解決に向かわない動物
・否定はするけど代替案を出さない動物
・保身や自己顕示欲が最優先な動物
・発言と行動が噛み合っていない動物
などなど

 

気がつくと、自分の気に入らない動物が目立っていたんですよね。

 

仕事が順調に進むのなら多くのことに目をつむりますが、どこを切り取っても士気低下や遅延につながるようなことばかりで、嫌気が差していました。

 

 

そんな状態に加え、仕事の方向性も漠然と変わってしまったような気がします。

 

・消費者や取引先を軽視する姿勢
・商品やサービスの品質より効率重視
・モノや動物をぞんざいに扱う環境

 

とにかく、自分にとって居心地が悪い環境になっていました。

 

まあ、この手のものは立場によって見え方も変わるので、ジョッチョにとって嫌だっただけで、多くの動物たちにとってはやりやすかったのかもしれないですが……。

 

 

そんな状態に加え、自分のやりたいことがぼんやりと固まってきたので、退園を決意した次第です。

 

一応、まだ動物園に在籍はしているので、在籍している間は力になりたいと思いますが、今の動物園を見渡すと、あまり効果的な力は発揮できないかもですね……。

年末年始から春にかけての目標

今年の年越しは、色々と区切りが付きそうですので、少し目標を設定しようと思います。

 


■動物園の退園
すでに退園願は出しており、最終日出勤日は調節中です。
業務整理とか引き継ぎとか挨拶とか、諸々クロージングの作業をしていきます。

 

■新しい動物園を探す
次の動物園が決まっているわけではないので、このままでは野良化してしまいます。
適当に次へ向けての活動をしなくてはいけません。

 

■体調管理
数年前からずっと問題があった健康診断。
今年も例に漏れず問題大ありだったので、今回の退園を区切りに、体のメンテナンスもしようと思っています。

 

■大掃除
今回は、片付けるだけではなく、必要ないものは思い出も含めて廃棄してしまおうと思います。
物を減らすことを大切にします。

 

■マイクラサーバーの整理
有志で遊んでいるサーバーがあるのですが、最近活動が停滞気味ですので、コンセプトを新たに再スタートしたい気分です。

 

■新しい創作活動の挑戦
強い気概を持って、ちょっとした趣味ベースのものづくりを始めてみたいと思います。

 

■引っ越しの検討
次の動物園にも依存するのですが、引っ越して環境を新しくしたい気持ちです。

 

 

と、大きいものはこんな感じです。

 

ちょっと淡々としてしまいましたが、まあ、できるものから。