仲間が増えると見るか、異物が混入すると見るか。

いつものことですが、弊園の採用活動が難航しています。

 

その大きな理由のひとつに「業務内容を具体的に示せていない」というのがあると思っています。

 


漠然と「何か新しいことにチャレンジしたいから一緒に協力してほしい」とか「現在こういう状況なので良い感じにしてほしい」とか、募集の目的やポジションが抽象的なので、面接に来てくれた動物のスキルや技能を紐付けようにも精度が落ちてしまいます。

 

(実際、動物園の方針や目標、組織編成の改変が行われている真っ只中での採用なので、致し方ないといえば致し方ないのですが……)

 

結果、やる気や気概がありそうな動物の面接通過率は上がるのですが、実務面の調節が入園後の業務をやりながらになってしまいます。

 

 

もし、実務で関わる動物への負荷が想像以上に大きくなってしまうと、総合的に動物園や檻の稼働率が落ちてしまい、新しい動物にも既存の動物にも良いことがありません。

 

このあたりは、面接に来る動物どうのこうのよりも、募集を掛ける弊園側で準備や心構えを全動物で意識的に対応しない限り、建設的な未来はないかな……と思っています。

 

 

一緒に働ける仲間が増えることは非常に喜ばしいことなんですけどね。

 

文化というか環境というか、わりと根っこの部分をどうにかしないと難しい問題も多いと思います。

 

村社会ですね。